スペイン2***
グラナダ〜フェンヒローラ・ミハス・マラガ
ガスパチョ日記



コルドバで最初と思っていたのに、フェンヒローラでやっとありつけたガスパチョ。
しっかりと食べたその後に「本日のガスパチョ日記」を記録してました。

Bocattaとアルハンブラ宮殿

朝、6時半過ぎのまだ暗い時間にコルドバを出発。
ライトアップされたメスキータはとても神秘的で、早起きは三文の得だわ、と思う。グラナダは思ってた以上に都会でした。
でもやっぱり人は親切で、やっぱりバスの降りる場所を尋ねたら、目的の場所まで「観光案内」付きで説明してくれた。

今日のお昼ご飯は初のスペイン版ファーストフード「Bocatta」へ。

パンも美味しい!もう一つスペイン版ファーストフードで、「PANS」というのがあるんだけど(後に食べる)、
わたしはPANSよりダンゼンBocatta派。挟むモノとパンの差かな〜。
そうそう、グラナダは都会って言ったけど、物価も割と高い様な気がする。

 

 

 

オスタルを7時半に出発し、アルハンブラ宮殿へ。
でもちょっと早すぎたみたいで、バルも開いてない。
1つだけ開いてたバルはすごく混んでたのでカフェコンレチェだけにして、 ゴメレス坂のバルで朝ご飯を食べる。ここのショコラテはめちゃ美味しい! とか思いながらアルハンブラ宮殿への坂を登ってびっくり!すごい行列。
まだ9時にはなってないのに、チケットを買うだけで30〜40分くらい並ぶ。

それでもやっぱりアルハンブラ宮殿はすごかった。
水の音と鳥の声だけが聞こえてて、居心地は最高。王宮はすごく混んでたけど、やっぱりさすがという感じ。
カルロス5世宮殿で、柱の影が2本も移動する時間の間、座ってお喋りをした。
何故かカルロス5世宮殿はアルハンブラ宮殿の中で一番落ち着いてしまう場所。

実は、このアルハンブラ宮殿で出会った「長崎のおっちゃん」がこれからの旅程を大きく変えるのです。
アルハンブラ宮殿の中でも2,3回会った、50歳後半の夫婦。

これからマラガに行くつもりと言うと、どうせならフェンヒローラまで行った方がいいよという事。
バスで行くならそのまま乗ってたらフェンヒローラに行くから、と。
しかも海の地図まで書いてくれて、なんだかわたしたちもすっかりフェンヒローラに行く気になってしまったのでした。

フェンヒローラで初めてのガスパチョ

グラナダのバスターミナルで、「もうそろそろ・・・」と朝ゴハンにチュロとショコラテ。
しかし、この太いチュロがまたまたチュロを遠ざけてしまった。
1本で十分。噛むと油がジュワッと出て最初はいいんだけど、1本を食べ終わる頃にはムッとする。
ショコラテはかなりドロドロで、喉は潤わないよう。。

そうして、マラガを通過してフェンヒローラへ。
日本ではみどりの日。海が近くて、どこか田舎っぽくて、バスを降りた瞬間に雰囲気だけでもう好きになってしまった。
オスタルの当たりも良い。だって、部屋はかなり広く、窓も大きくてバルコニーもあって、
そのバルコニーには白いベンチと椅子が置いてる。
しかも3泊するというと安くしてくれた。一人2000pts!
おっちゃんもいい人やし、嬉しくなって、洗濯物をする。
なんといってもバルコニーで、この日差し。1時間もあれば乾いてしまう。

落ち着いてからお昼ゴハンを食べに出る。
日曜日なのでお店はほとんど閉まってる。
魚が食べたかったのとガスパチョを食べたかったので、メルルーサとガスパチョを注文。
ガスパチョは「コップ?」と聞かれ驚く。コップでガスパチョなんて、ガスパチョ初心者のわたしには無理・・・と思った。

ここのガスパチョは乱雑に切ったタマネギとトマトが入ってて、あっさりしてる。
一番最初なので、「こんなものか」と変に納得してしまうけど、ガスパチョ食べれてよかった。

食後にスケッチブックを持って海に出かける。
フェンヒローラは今までのどこよりも英語が通じる。
ここのビーチはとってもキレイで、地中海の向こうにはなんにも見えてないし、空は青いし、とっても静か。
ただやっぱり地中海リゾートと言うのか、トップレスの人が多いな〜。目のやり場に困っちゃうわ(*^-^*)

今日は日曜日なので夜も外食。
しかし、ここはなぜか安くて、どこも1000pts以下でMenu del dia がある。

そこで前菜にまたまたガスパチョを食す。一日で2食ガスパチョ。エヘ。
でもここのガスパチョはお昼とは全然違う味!(←やっぱり盛りつけは汚い)お昼よりダンゼン美味しい!
ズッキーニやパプリカまで入ってて、それも全部同じ大きさに小さく(2ミリくらい)切ってあって、コリコリと食感も楽しい。
なんだか解放気分でサングリアなんかも頼んでしまう。
と、そこに!長崎のおっちゃんが歩いてる〜〜〜〜!!
一生懸命叫んだ「おっちゃ〜〜〜ん!おっちゃ〜〜〜ん!!」
おっちゃんはやっと気が付いてくれて、ちょっとお酒の入った奥さんもちょっと饒舌。
フェンヒローラを教えてくれてありがとうございますとお礼を言って、バイバイした後に奥さんがまた戻ってきて、
記念写真をパチリ。
こののんびりしたフェンヒローラでちょっと疲れも癒そうと思う。
洗濯物も・・・(笑)

ミハスのアーモンドとミハスのガスパチョ

フェンヒローラからミハスへはバスで15分ほどで、バスも頻繁にあるので便利。
ミハスに着いたのは12時頃で、バスを降りて日本語を発見!「ミハス名物」と!売ってる人も片言の日本語を話してる。
しかし、今まで聞いてなかった日本語をこんなところで聞いてしまうとちょっと胡散臭く感じてしまう。ここはアジア?と。
しかしわたしは名物に弱い。2件目の所で購入。

アーモンドを砂糖でカラカラになるまで煎ってて、甘いけど香ばしくて美味。(写真ぼけてる^^;)
口寂しいときにちょうどいい大きさでもあるし。

しかし何と言ってもミハスサイコーー!!
真っ白の町に青い海と青い空!そうしてロバまで走ってる!
下の方は騒がしいけど、上の方は殆ど人が居なくて心地良い。
でも道はちょっとラビリンスになっていて、気が付くと同じ道を行ってたりする。
ミハスの一番上は風も気持ちよくて、地球は丸いと再確認。

お昼は15時というなんともスペイン時間で食事する。
もちろん前菜はガスパチョ。2階のテラスで地中海を見ながら食事が出来る(Menu del dia で650pts)。
でも風がすごくて大変でした。ここは日差しは真夏並なのに、風が吹いたり日陰に入ると寒いというやっかいな気候。
アンダルシアのフライパンなんて真っ赤なウソだわと思った。
ここのガスパチョはにんにくたっぷり!あっさりしてるけど、食べる毎に味が濃くなって行く感じ。
食後に目を付けていたミハスのロバのキーホルダーを買いに行くが、お店はどこもシエスタ中。

明日、マラガに行く予定にしてたんだけど、
あんまりにもフェンヒローラが気に入ってしまったのでもう1泊延泊して、明日はのんびりすることにした。

フェンヒローラでマクドのガスパチョ

アンダルシアのマクドナルドにはガスパチョがある」と聞いた。
しかもシャキシャキサラダ(写真右奥。飲み物じゃないよ)も食べれると言う。
フェンヒローラのビーチの端に、これでもか、という大きなマクドの看板。
これは行かなくては、とマクドへ。
マクドのガスパチョ(写真左奥)は、薄かった。トマトケチャップをゆるくしたような感じ。
これはもういいわ〜と思ったが、サラダはかなり美味しいかった!
サラダは4種類くらいあって、わたしはチキンがお気に入り。
ドレッシングも美味しいし、初めて思いっきり生野菜を食べたという満足感もかなり。
だって、お店で出るサラダは、割と良い確率で虫が入り込んでたりするので、安心して食べれないのです。
ちなみに、チーズバーガーは何の変哲もない味。

今日はフェンヒローラでのんびりする日。
スケッチブックを持ってビーチへ。ビーチと言っても水着を持って来てないので、足しかつかれない。
でも風がきつく(=寒い)、とても絵を描ける状態ではないのです。
それでもただひたすらボケーっと海を見た。

今日はメーデーなのでまたまたお店は閉まってる。(何故か靴屋の多いフェンヒローラ)
今日の晩ご飯は少林飯店以来の中華。
どうも中華というのは物価が安いみたいで、長崎のおっちゃんも会ったときに「中華を食べた」と言ってたな〜。
だって3皿で550pts!飲み物、デザート付き!食べきれなくて残してしまった。

満腹でオスタルに帰って来ると、なんだかとっても絵を描きたい気分になってきてしまった。
この日にDrawingGalleryの「エンジェルちゃん薬局」の2点を一気に描いたのでした。

マラガでお茶

マラガにピカソの生家を見に行く。
バスでマラガまで行こうと思ってたらまた個性的なおっちゃんと出会う。
マラガへは電車の方がいいらしい。途中までおっちゃんと一緒に行く。
このおっちゃんはずっと革製品の話と食べものの話をしてた。なんてマイペース。

ピカソの生家は迷いに迷ってやっと到着。
バスで行く予定だったので、iで地図を貰おうとガイドブックの類を全て持って行かなかった上、急遽電車で行くことになり、
自分がどこに居るのかさっぱりわからなくなってしまったから。ガイドブックって必要、と思ってしまった。

ピカソの生家は、生家というより美術館になっていて、ちょっと期待していたものと違ってた。
朝にトースト(トスターダとはまた違う、普通のトースト)を2枚食べたのにも関わらず、12時にお腹が空いてしまう。
仕方がないのでピザの様なモノを食べるけど、これがウィーンの二の舞というか、ピザは薄いんだけど、
トラウマというか、またまた胃薬を飲む羽目になってしまった(;_;)


ビルファロ城へ。


実はアルカサバを通ってビルファロ城へは行けないのです。
ビルファロ城へ登る坂道は急な坂道で、石が摩耗してツルツルしてて、滑ってしまいそう。
しかし景色は最高!地中海が目の前に広がる。
頂上は風も気持ちよくて、景色も良い。
でも、登った後で知ったんだけど、この坂道はひったくりが多くて危険だったらしい。
そんなことを知らないわたしたちは上機嫌で、歌いながら、踊りながら登ったのに。。。(だから安全だったのかな?)

さすがに疲れたので、ケーキを食べようとバルへ。
わたしはプリンを発見!しかし、フランと言ってもなんだか変な顔をされたぞ。と思い一口。
「??」これはプリンじゃない!何かわからないけど、甘すぎる〜〜〜!!
残念ながら写真は失敗してしまったんだけど、大きさは6センチ四方、高さ1.5センチくらいのカラメル色なのに、一体これはナニ?もう一つのケーキは見た目レモンパイなのに、お砂糖がジャリジャリしてて、これも甘すぎて食べれず。
甘すぎて疲れてしまった。お砂糖以上の甘さ。う〜〜ん、みんなが太ってる意味がわかった気がする。。。

隣に座ってた夫婦はガスパチョをコップで飲んでたよ。